MEDICAL CASE

症例詳細

胆嚢粘液嚢腫

MIX 12歳

症状

元気食欲の消失、頻回の嘔吐、黄疸がみられたため受診。

治療方法

超音波検査から胆嚢に可動性のないエコー源生物質を認める。胆嚢粘液嚢腫を疑い、胆嚢摘出術を実施。

治療後

定期的な血液検査を実施。

この病気について

胆嚢は肝臓で作られた消化液である胆汁を貯めておく袋状の臓器です。胆嚢粘液嚢腫は胆汁の成分変化などの原因により胆汁排出の流れが悪くなることで、胆嚢に粘液状の胆汁が過剰に蓄積してしまう病気です。胆嚢粘液嚢腫の診断は超音波検査から胆嚢がキウイを横断した断面のようにみえるキウイサインや星状パターンなど特徴的な像がみられることがあります。早期では内科療法や食事療法で改善する場合もありますが、進行すると今回のように胆嚢を切除することが必要となります。