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診療案内/料金

診察料金

予防

PREVENTIVE MEDICINE

予防

健康な毎日を過ごすために、必要な予防医療を幅広く対応しております。狂犬病予防接種、混合ワクチン、ノミダニ・フィラリア予防薬、マイクロチップ登録、仔犬仔猫の健康診断からシニア期の健康診断まで、お気軽にご相談ください。また病気を未然に防ぐための避妊去勢手術も行っております。

症例

フィラリア症(犬系状虫症)

蚊によって媒介されるフィラリアが犬の血管や心臓内に寄生することで、命の危険が脅かされ、治療しても後遺症が残りやすい疾患です。 猫では犬に比べ感染率は低いものの、犬より重篤になりやすくあります。犬においても猫においても予防が非常に重要となります。

ノミ・ダニによる被害

ノミによるアレルギー性皮膚炎、ダニによる重症熱性血小板減少症候群(SFTS)など、犬や猫だけでなく、人にも脅威となる疾患があります。 予防医療と十分な知識で未然に防ぎましょう。

内科

INTERNALMEDICINE

内科

元気食欲の低下、慢性的な下痢・嘔吐、咳・くしゃみ呼吸困難など内科疾患の症状はさまざまでありその原因となる疾患も多種多様です。内科ではこれらの疾患に幅広く対応し、必要に応じて内視鏡などの麻酔が必要な特殊検査もご提案いたします。

症例

胆嚢粘液嚢腫

高齢での発症が多く、発症の素因として内分泌疾患や高脂血症、胆嚢の運動性低下があります。 症状は食欲不振、元気消失、嘔吐、黄疸などさまざまであり、エコー検査などにて診断を行います。 内科療法では根治する見込みはきわめて低いため、治療の第一選択は外科療法となります。

副腎皮質機能亢進症(クッシング症候群)

過剰なコルチゾール分泌によって生じる生体変化であり、多飲多尿や多食、腹部膨満、脱毛などの症状がみられます。 脳の下垂体依存性(PDH)と副腎腫瘍を原因とする副腎依存性(AT)があり、当院におけるATの治療は大学病院の先生と連携し、副腎腫瘍摘出を行います。

循環器科

Cardiology

循環器科

高齢の小型犬の心臓病の罹患率は非常に多く、日本では犬の死因の第二位が心臓病と報告されています。心臓病の精査には心エコー検査などが必需であり、聴診だけでは全てはわかりません。当院では専門知識を有する循環器医が正確な診断を行い、エビデンスに沿った治療をご提案いたします。

症例

猫の心筋症

猫の心臓病の中で一番多いのが心筋症です。心筋症とは、心臓の筋肉の機能障害の疾患です。 猫の心筋症は早期発見が難しく、「心雑音を聴取できないこと」「重度まで進行しないと症状が出ないこと」が要因と考えられます。 当院では犬より検査・診断が難しいとされている猫の心臓病に対しても積極的に向き合い、エビデンスに基づいた治療を行います。

僧帽弁閉鎖不全症

犬の後天性心疾患で最も多い疾病です。 チワワ、トイ・プードル、マルチーズなどの小型犬やキャバリアが好発犬種で、進行すると咳や息切れ、呼吸困難がみられます。 現在ではアメリカ獣医内科学会(ACVIM)のコンセンサスガイドラインに基づく治療が一般的であり、診断・重症度評価は心エコー検査などにて行います。

腫瘍外科

Oncology

腫瘍外科

腫瘍に対して実施されている治療法は、外科療法・化学療法および放射線療法の3大療法があります。 より効果的な治療効果を得るために専門科領域の垣根を取り払い、総合的な観点から最適な治療方針を立案することが重要です。 当院では、日本でも数少ない特殊なガン治療を行う動物先端医療センターと提携しております。

症例

脾臓腫瘍

脾臓はお腹の左側にある臓器で、血液を綺麗にしたり、免疫を整える働きをしている臓器です。 特に犬においては脾臓に血流に富む腫瘍が発生することがあり、悪性だけでなく良性でも腫瘍破裂により命の危険をもたらすことがあります。 脾臓は血液検査ではわからない臓器のため、エコー検査により定期的なチェックが必要となります。

リンパ腫

白血球のリンパ球が腫瘍化した病気であり、犬、特に猫においては非常に罹患する確率が多く発生部位によりさまざまなタイプが存在します。 また「高/低悪性度」「B/T細胞性」といったタイプ分類ができ、それぞれで治療内容が異なります。 治療は主に抗がん剤主体の治療になり、当院ではなるべく犬猫に負担をかけない抗がん剤治療を目指しております。

整形外科

Orthopedics

整形外科

整形外科は、大きく分けて骨折治療と関節外科に分かれます。骨折治療に関しては、レントゲン検査にて骨折部位の評価を行い、正確な治療を心がけております。関節外科に関しては、整形外科学的検査・レントゲン検査・超音波検査・血液検査を用いて評価しております。 術後は疾患に合わせたリハビリテーションを入院中に行います。

症例

膝蓋骨内方脱臼

膝蓋骨(後肢の膝のお皿の骨)が内側に脱臼してしまう病気です。小型犬に多く、びっこなどの症状を引き起こします。 慢性化すると、膝の軟骨がすり減って潰瘍化してしまい痛みが出たり、後肢がO脚にように曲がることで、十字靭帯断裂のリスクが増加します。 早期での外科整復が推奨されています。

橈尺骨骨折

小型犬は、高所からの落下などにより前足の骨(橈骨・尺骨)を骨折してしまうことがあります。 当院ではピンやスクリューを用いて、正確な外科治療を行い、骨折治療を行います。

救命救急科・麻酔科

Emergency/Anesthesia

救命救急科・麻酔科

手術や外傷による大きな痛みから動物を守る為、本院では人医療にも使われる麻薬性鎮痛薬も使用しております。また、大学や二次施設での麻酔管理の知識を生かし、状態が著しく悪い動物への集中治療管理も行っております。病気があって麻酔を掛けるのが不安な方や、集中的な治療が必要な方は気軽にご相談ください。 麻酔リスクが高いと言われている短頭種の麻酔もお任せください。

症例

短頭種の麻酔

短頭種は、軟口蓋過長や気管低形成などの先天的な呼吸器系の構造的異常を持っており、麻酔リスクは必然と高くなります。 当院では複数の鎮痛剤を用いることでの吸入麻酔薬の最小化や、ICUによる管理、術後のネブライザー療法などを用いて、可能な限り短頭種の麻酔リスクの軽減化に努めます。

胃拡張・胃捻転症候群(GDV)

拡張した胃が捻転することで、血管が圧迫されショックを引き起こしたり、重篤な血流障害が起こることで、脾臓壊死・胃壁壊死が起こります。 胸の深い大型犬やダックスにて発症しやすく、えずくのに吐けないなどの症状が起こります。 緊急疾患であるため、状態を改善しつつ、外科治療にて捻転整復・胃復辟固定術を行う必要があります。

呼吸器科

Respiratory

呼吸器科

呼吸器(鼻腔、咽頭、喉頭、気管、気管支、肺)の疾患にはいびきやくしゃみ、咳といった症状から呼吸困難や失神といった命に直結する症状まで様々な疾患があります。呼吸器のどの部位なのか、どのような疾患なのかを見極めることが治療方針においても非常に重要となります。 愛犬、愛猫に上記のような症状が認められる場合は早めの受診をお勧めします。

症例

肺炎

細菌やウイルスなどのよる感染性肺炎、誤嚥性肺炎、間質性肺炎など、原因は多岐にわたり、それぞれ治療法も異なります。 診断はレントゲン検査などを用いて行い、さらなる精査は気管支内視鏡などで行います。 いずれの場合も命に関わる可能性が高いため、適切な検査・治療が必要となります。

軟口蓋過長症

頭短種気道症候群の一つであり、軟口蓋が長いために、いびきや咳、重度になると呼吸困難や失神を引き起こします。 根治治療は伸長した軟口蓋の切除になります。慢性的ないびきや呼吸障害により、軟口蓋や軟口蓋周囲の組織が腫脹するため、より早期での手術の方が治療効果が高いと言われています。去勢・避妊手術と同時の手術も可能です。

皮膚科

Dermatology

皮膚科

皮膚疾患はかゆみ・湿疹・脱毛など目に見える異常として気づきやすい反面、多くの原因にアレルギーなどが合併しており、完治しない疾患も少なくありません。また食事や生活習慣など日常生活も大きく影響するため、問診や各種検査などを実施し、総合的に診断・治療を行います。

症例

膿皮症

皮膚の防御バリアに異常があることで、常在菌などの細菌が皮膚炎を発症させます。 治らない場合や繰り返す膿皮症の場合、食物アレルギーなどの基礎疾患が存在することが多くあります。 治療は薬用シャンプーや抗生物質の外用や内用薬、基礎疾患のコントロールを行います。

犬アトピー性皮膚炎

遺伝的素因が原因であり、罹患犬は慢性的な皮膚の痒みがみられます。多くが若齢での発症ですが、高齢になり診断されるケースもあります。 かつてはステロイドの内服による治療が主でしたが、現在ではなるべくステロイドの内服に頼らない治療を心がけております。

消化器科

Gastroenterology

消化器科

下痢や嘔吐など、日常の中でのよく遭遇する病気・症状の解決をいたします。必要に応じて内視鏡などの各種検査を行います。内視鏡は検査だけでなく、誤食した異物の除去やバルーン拡張・ポリープ切除(ポリペクミー)・非経口栄養チューブの設置など、さまざまな処置に用います。

症例

慢性腸症

2週間以上対症療法に反応しない、治療をやめるとすぐ下痢などが再発する疾患が慢性腸症と定義されます。 食事反応性、抗菌薬反応性、免疫抑制剤反応性、難治性に分類され、それぞれ治療が異なります。食物アレルギー検査や糞便検査、内視鏡検査を用いて原因を見極め、治療を行います。

急性胃腸炎

犬や猫は人に比べ、さまざまな要因(気温気候、食事、感染症など)で嘔吐や下痢をすることがあります。当院では腹部エコー検査などを用いて患者の重症度や原因を見極め、その子にあった最善の治療を行います。 重症例や難治性の子には内視鏡検査などの精査を行います。

腎泌尿器科

Urology

腎泌尿器科

腎臓・尿管・膀胱・尿道などに関連する泌尿器疾患の精査・治療を行います。 腎泌尿器疾患は、頻尿や血尿といった排尿に関連する症状が認められることが多く、猫では尿路結石の発生が多く、犬では腫瘍性疾患と関連していることもあります。 正確な病態の把握が適切な治療に繋がるため、さまざまな検査(血液検査・尿検査・X線検査・超音波検査など)を実施し、その病態の評価に努めます。

症例

尿石症

腎臓、尿管、膀胱、尿道にストルバイトやシュウ酸カルシウムなどの尿石が形成されることにより、生体にさまざまな悪影響を及ぼします。 治療は食事などの内科管理を行います。内科管理に反応がない、尿管閉塞や尿道閉塞といった緊急な状況では外科治療を行います。 近年、猫の尿管結石の報告が増加しているため、定期的な評価を行い、注意すべきと考えます。

慢性腎不全

さまざまな原因により長期間腎機能に異常がある状態であり、多飲多尿、食欲不振、嘔吐などの症状がみられます。 基礎疾患や併発疾患を評価することが重要であり、治療はIRISのステージ分類に基づき行っていきます。 腎臓は再生する臓器ではないため、早期発見・早期治療が非常に重要となります。

歯科

Dentistry

歯科

当院では人医療の歯科医師と協力し、『予防歯科』を推奨しております。近年、1歳の犬の90%が歯周病に罹患しているとも言われており、歯周病を放置するとさまざまな臓器に疾患を引き起こしたり、持病を悪化させたりする事が分かっています。人の医療では「歯周病は喫煙よりも寿命を縮ませる」と言った研究報告もあがっています。

症例

猫の歯肉口内炎

ウイルスや細菌、免疫異常など複合的な要因で発症します。罹患猫は痛みより涎が垂れたり、食欲や飲水量が減少し、脱水や体重減少を引き起こします。 口腔内微生物を減少させることが治療になり、内科治療により改善の見込みがなければ外科治療(抜歯)を行います。

歯周病

歯周病に伴う症状として、口臭や歯石の付着、歯の動揺があげられます。また歯周病が原因で鼻水や鼻血、頬部からの排膿などもあります。 進行した歯周病は抜歯するしか選択肢がなくなってしまうため、ホームデンタルケアや早期でのスケーリングによる予防医療を行います。

神経科

Neurology

神経科

神経学的検査、CT/MRI検査(提携医院に依頼)、脊髄造影検査、脳脊髄液検査など最適な検査を組み合わせて診断を進めていきます。拡大鏡を用いた最小範囲の骨切削にて、安全にヘルニア物質や腫瘍の摘出が可能となります。また腫瘍病変に関しては、腫瘍科との連携をとり、さまざまな選択肢の中で治療にあたっております。

症例

てんかん発作

てんかんは「特発性てんかん(原因不明)」と「構造的てんかん(脳に病変あり)」に分類でき、診断にはMRI検査が必要になります。 治療は抗てんかん薬を用いた内科的な発作管理であり、当院では国際獣医てんかんタスクフォースのガイドラインに基づき治療を行っていきます。

椎間板ヘルニア

ミニチュア・ダックスフンドなどが好発犬種であり、首や背中の疼痛による活動性の低下、後肢の歩行異常などが現れます。 診断はCT検査やMRI検査にて行われます。 治療は軽度では安静や痛み止めによる内科療法ですが、重度では外科療法が必要になる場合があります。

眼科

Ophthalmology

眼科

眼の異常は、症状が現れる前に病気が潜んでいることもあり、見てわかる異常に至った時点では治療法が限られ視覚を喪失してしまうこともあります。拡大鏡・眼圧計など眼科用の特殊検査機器を用いることで早い段階で疾患を発見し、悪化を防ぐことが可能となります。

症例

感染性結膜炎

犬の場合、乾性角結膜炎などによる続発が多く、基礎疾患の精査が重要となります。 猫では原発性が多く、細菌やウイルスによるものがほとんどです。難治性症例では細菌培養検査やPCR検査によるウイルスなどの同定が必要となります。 治療は各種点眼や基礎疾患の治療を行います。

角膜潰瘍

犬や猫は外傷などにより眼の角膜を傷つけてしまうことが多く、傷の深さにより治療法が異なります。 基本的な治療は角膜保護点眼や抗菌点眼を使用し、痛みが強い場合は鎮痛剤の内服なども行います。 さらなる自傷をなくすためのエリザベスカラーの装着も必要なことが多く、完治するまでは時間が必要となります。