MEDICAL CASE

症例詳細

中手骨骨折

トイ・プードル 7歳

症状

椅子から飛び降り、前肢挙上。 レントゲン検査より、左第3-5中手骨の骨折を認める。

治療方法

髄内ピン、サークラージワイヤーを用いて整復。

治療後

骨の癒合を認めたため、インプラントの抜去を実施。

この病気について

中手骨とは、ヒトにおいて手の甲にあたる部分の骨のことをいいます。落下や交通事故、飼い主に踏まれるなど、強い力がかかることによって骨折することが多くなっています。主に体重を支える第3、第4中手骨の骨折は外科手術による固定が推奨されます。外科手術では、本症例のように髄内ピンとよばれる骨の中心部にピンを入れ固定する方法やプレートを用いて固定する方法などがあります。