MEDICAL CASE

症例詳細

膀胱結石

シーズー 5才

症状

血尿を主訴に受診。 レントゲン検査、エコー検査から膀胱に結石を認める。 尿検査からシュウ酸カルシウム結晶を認める。

治療方法

膀胱切開を実施し、結石を摘出。

治療後

術後合併症もなく、予後良好。

この病気について

腎臓や尿管、膀胱、尿道などの尿の通り道に尿中の成分が結晶化した石が形成される病気を尿路結石(尿石症)といいます。尿中の酸性度(pH)、ミネラル分の濃度などの条件が重なることで成分が結晶化し、結石が形成されます。特にシーズーやミニチュアシュナウザー、ダックスフンドなどの犬種は尿路結石ができやすいとされていいます。予防として、充分に水分を与えること挙げられます。尿の濃縮を防いだり、尿の回数を増やすことで結石をできにくくすることやできた結晶を排出しやすくすることが期待できます。